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    昔がたり-読みきり

    2011'05.03 (火)

    フィリピンのバナナ

    庭のナスタチューム私は、1日に6回食事をします。
    ME/CFSで腸が弱っていて吸収が悪いので、
    最低限の体重を維持するために必要なのです。
    でもいっぱい食べると、もたれるので、
    内1食は軽く、バナナ1本にしています。

    NHKの「おひさま」を見ながら、
    フィリピンバナナを食べていて、
    思いました。
    もしあの戦争が無かったら、
    父は自動車工場の専務だったかもしれない。

    私の町の中心部に忠魂碑があります。
    今も花が絶えない大きな石碑に、
    父の2人の兄の名が刻まれています。

    「バナナをおなかいっぱい食べました。」
    昭和18年、父に葉書が届きました。戦地から、2番目の兄の手紙。
    それからすぐに、手紙の主は、
    フィリピンからシンガポールに向かう船で、ボルネオ沖に沈んだそうです。

    もし兄さんが生きていたら、自動車工場の社長になったかもしれない。

    ああだったかもしれない、こうだったかもしれない、
    たくさんの人の人生を大きく変えてしまったあの戦争。
    戦争はどんな事があってもやってはいけないのです。
    生き残った人の義務です。その子どもも受け継がなければならない義務です。

    家族、民族、郷土に対する純粋な愛情が、集団で間違った方向に走らないように、
    事象を常に自分の頭で判断する習慣と、その基礎になるすべての情報の透明性が、
    日本にはもっと必要だと思うのですが…。
    (福島原発事故に関する情報のでかたで、日本の将来に危惧を感じます。)

    終戦があと1ヶ月遅れていたら、私たちの住む地方は、
    アメリカ軍上陸で沖縄のような惨状になっただろうと言われています。
    そうなっていたら、たぶん父母も今この世になく、私も生まれていなかったでしょう。

    私はバナナを食べながら、会ったことのない、やさしかった父の兄の事を想います。
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