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    私のこと

    2014'10.19 (日)

    いけばな研修所の仲間

    アスパラガスメリー

    京都のいけばな研修所には6年間通いました。
    はじめに入った40人のクラスは、比較的若い人を集めた1組。
    そのうち、同じクラスで卒業までいっしょに持ち上がった仲間が、13人います。

    勤めながら通う土日コース。
    2日間×5回×2年間=20日間で1課程が終了。
    それを3課程終了すると卒業です。
    金曜日に勤めが終わってから電車に飛び乗り、
    深夜に京都のホテル入り、土曜日の朝8時半から授業、
    日曜日の終電で家に帰り着き、月曜日の朝には出勤。
    首都圏から通う場合、年間最低100万円かかると言われます。
    収入もそこそこ有り、生活環境も整っていなければ、
    まず貫徹できるものではありません。

    そうまでして勉強しようというのだから、
    みんな、いけばなに対する意欲も半端ではないのです。
    地元の師匠の期待も、所属支部の対面も、背負って出て来ている人たち。
    2年間の1課程が終了するごとに、40人のクラスで3~4人くらいが学院長表彰を
    もらえるのですが、欲しくない人は一人もいないはずで、だからみんなライバルです。
    そんな中で私は、3回のチャンスの内、2回受賞し、最後の1回を落としました。

    でも今、6年間を振り返ると、一番強く思い出に残っているのが、
    この最後の2年間のことなのです。

    父が骨折し、母が倒れ、職場の人員整理の嵐、自分の手術、入院と難病の判明、
    本厄と天中殺と13日の金曜日がいっぺんに押し寄せてきたような月日。
    研修の継続が到底困難に思える状況の中で、13人の仲間が私を助けてくれました。

    水の入った重い花器を持ち上げられなくなった私に、手を貸してくれた人。
    日程が合わず振替え受講した際、いっしょに振替え申請して付き合ってくれた人。
    「あなたが一番、学院長表彰に近い位置にいるのだから、最後までがんばれ」と
    そっと耳打ちして、嘘でもなんでも、今にも折れそうな私に力を与えてくれた友達。
    日曜日の夕方、授業が終わって慌てて帰路につく、遠方の私たちのために、
    教室のあとかたづけを、いつも買って出てくれた人。
    進級に難色を示す私の母に、手紙を書いてくれたクラスメイトも。

    なんてすばらしい友に恵まれていたんだろうか!
    この仲間がいなかったら、私は卒業できなかったでしょう。
    学院長表彰は、本当は私のものではない、あの人たちのものだと思うのです。

    もうすぐ京都で年に一度の大きな花展があります。
    行って、友に会いたいなぁと思う。しみじみ思う。繰り返し繰り返し思う。
    けれどその旧交を温める機会に、私は行くことができません。
    これから毎年、秋になると、この切なさを味わうことになるのだろうか・・・。

    追記:九州のお姉さま、おかげさまで、アスパラガスメリーがこんなに育ちました。
       13人の仲間のように見えますね。
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