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    いけばな

    2014'01.31 (金)

    近くで見ても遠くで見ても美しい人

    バラの立花新風体生け花の記事を最近書いていないので、
    1月の最後はこれでしめましょう。
    古い写真ですみませんが、
    京都のいけ花研修所での実技作品で、
    立花新風体という形式です。

    本来の研修期日は秋だったのですが、
    その時は仕事の都合で出席できず、
    クラス変更申請して冬に受講しました。
    まわりにクラスメートがいない、
    とても心細い状況でした。
    幸い、担当教授がとても気さくな方だったので、(その後何度かお会いしています→
    おかげで明るい新風体を生けられたのではないかな~と思います。
    「緊張感と春の予感を感じる」と評価をいただきました。嬉しかったです。

    バラの立花新風体人間ですから、いけるときの気分は
    作品にとても影響します。
    それは作品を見る人にも言えることですね。
    楽しいことがあった人には、花は微笑んで見え、
    悲しいことがあった人には、
    花が泣いているように見えるでしょう。

    ところで、その時人は、
    花をどの位置から見ているでしょうか。
    1枚目の写真は、
    あえてアングルを近く、狭くしました。
    見比べてみてください。


    通常生け花の写真を撮るときは、2枚目のように、全体が写るように撮りますよね。
    床の間の生け花であれば、床縁から50cmくらい離れた畳の上に正座して拝見するもの。
    香りを嗅ぐほど顔を近づけて覗き込むのは、ほんとうは不作法に当たります。
    でも実際の環境では、1枚目のように、近い位置から見ることも多いのではないでしょうか。
    近くで見ても遠くで見ても、枝の重なりや花材の陰影が美しいハーモニーを奏でている、
    そんな花を生けられたら、素晴らしいことと思います。
    そして、
    (物理的視点、精神的視点の両方で)
    近くで見ても遠くで見ても美しい人に、なりたいですね。
    (ちょっと飛躍しすぎかな?)
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    いけばな

    2012'06.19 (火)

    フラワーカクテル(自由花)

    フラワーカクテルもしかしたら
    「きれい」と「おいしい」は
    限りなく近いのかもしれない。
    「楽しい」と「嬉しい」だって
    大差無いような気がする。

    おいしいものを見て不愉快になる人は
    めったにいないだろうから、
    より多くの人に愉快な気分に
    なってもらうには、おいしそうなものを
    並べて見せるのが、手っ取り早い。

    という理念で、京都の研修所でこんな花をいけました。暑い季節でしたから。
    アクリルアイスをたくさん入れて、冷たくておいしそうな感じに仕上げました。
    これ、フラワーアレンジメントではありませんよ。れっきとした生け花です。(笑)
    生け花をまだよく知らない人に、上手く説明するのがなかなか難しいのですけど、
    池坊の生け花には、こういうのもあるんです。自由花(フラワーアート)と言います。
    自由花は規矩やルールが無く自由な花。そして花を生かしてあれば、生け花です。
    ただし造形作品は、見た人の心を なにがしか ゆり動かしてこそ意味のあるもの。
    例えば前衛芸術であれば、見て嫌悪感を感じるのもひとつの効果ですが、
    生け花芸術は、できれば快い感動で、多くの人の共感を得たいものです。

    この花がどこかのカウンターの隅にでも置いてあって、だれかの目に触れたとき
     ちょっと涼しく感じてもらえたなら。
     待ち時間を少しでも、短く感じてくれたなら。
     汗が引いて、おなかがキュウと鳴ったなら。
    それで作者冥利に尽きる言うもの。題名も能書きも名札も不要です。
    どうでしょう、これをあなたの傍に置きたいと、感じていただけたでしょうか?

    関連記事:
    7月の花 7月の花
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    2011'11.29 (火)

    クリスマスオーナメントでいけばな

    11月下旬の街は、X'mas飾りでいっぱい!クリスマスオーナメントで自由花
    せっかく飾るなら長く楽しみたいですものね。
    クリスチャンじゃないけど、綺麗なのは大好き♡
    安上がりなリースでも作ろうかと思い立ち、
    病院の帰り道、100円ショップに寄りました。

    色とりどりのモールやガーランド。
    リボン、ベル、りんごの作り物。
    金銀のクリスマスボールがきれいだわ。

    クリスマスオーナメントを使った自由花(拙作)。
    数年前の京都研修所での作品です。
    師走の忙しいさなか、自由花のネタを探し、
    このときも、100円ショップでウロウロ、
    アイデアをひねり出した窮余の策です。
    最近のクリスマスボールは、赤や紺やピンク、
    きれいな色のものがいろいろ出ていますが、
    いけばなの主役は花なので、あえて地味に、
    ステンレス花器の質感に合わて銀の玉を使いました。
    光物は手っ取り早く華やかになるので便利。花材も少なくて済んで経済的だしね。

    最近、病院通いが忙しかったので、お久しぶりのいけばなシリーズになりました。

    子供の頃、家にあった小さなクリスマスツリーのセットには、
    5色の電飾が付いていて、もうかなり古かったから、点滅がすごくゆっくりでした。
    パッとついて消えて、1分くらい沈黙…。
    次、早く光らないかな~って、じっと見つめて、ネコみたいに待っていたの。
    ケーキもチキンも、コタツの上でおとなしく。お父さんが帰ってくるのを待ってるの。
    子供の頃って、1分、1秒があんなに長く感じるのはなぜかしらね。
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    2011'09.08 (木)

    秋は月

    鳥のモビール秋です。
    葛の花、虫の声、空にはきれいな月。

    秋月さん、お元気でしょうか…。

    私が、今のいけばなの先生のところに
    通い始めたとき、彼はその稽古場にいて、
    飛ぶ鳥を落としていました。
    たぶん、ふたつくらい年上。
    お育ちが良いのに、眼光鋭く強気、
    色白で長身、傾いてタバコを吸っていて、
    ちょっと危なげな大学生でした。

    もう時効でしょうから、打ち明けます。
    私、秋月さんが好きでした。
    でも、雲の上の月に、ほのかな片思い。
    彼には私なんか見えてなかった。
    と思います。

    その頃、私に初めて、東京の大きな花展出品の声がかかりました。
    彼は前期、私は後期。
    秋月さんの花は、黒格子の鳥かごの中に、赤いバラが1輪咲いていて、
    周りにスワロフスキーがキラキラ光っていました。
    前期のあまたの作品の中で、彼の花は衆目を独占していました。
    私はそれを見に、会場へせっせと通って疲れてしまい、
    肝心の自分の作品に力を発揮できなかった…。
    生け込み当日は、先生に全部いけ直していただく始末。
    おまけに、帰り道は先生の自動車の助手席で眠りこけてしまい、
    気がついたら自宅前。(先生のご自宅と私の自宅は、50㎞離れています。)
    なんという大失態!!

    秋月さんは、大学を卒業すると外資系の会社に就職し、音信不通になりました。
    憧れて見ていただけの私も、連絡先など知らないから、それきり。

    でもね。
    私の作品をいくつか見てくださった方には、この話、ピンとくるんじゃないかな。
    自由花のアイデアに詰まったとき、考えるともなく湧いてくるんです。
    こういうものが。
    思い出は昇華されてアイデンティティの一部になるのですね。
    先生がおっしゃっていた
    「年を取らなければ花は生からない。」とは、このことなのでしょうか。
    8月23日の記事「ブロッコリーの湖」

    この自由花(拙作)は、つり花、モビールと言う形態。
    ベースの鳥の部分もPPシートで自作です。(鳥かごは既製品)
    私の白い鳥かごは、扉が開いています。
    鳥は自由になって、自分の空を探しに飛んでゆきます。
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